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2025.11.13
ウェブサイトのデザイン~ウェブサイト制作の裏側ウェブサイト制作の裏側~
シリーズ「ウェブサイト制作の裏側」の第三回となる今回は、
「ウェブサイトのデザイン」をテーマにお話しさせていただきます。
まだ第一回・第二回のコラムを読まれていない方は、こちらのからお読みいただけますと、今回の内容がよりわかりやすくなると思います。
今回のテーマとなる「デザインフェーズ」ですが、
ウェブサイト制作全体のプロジェクトの中では3つ目のステップとなります。

ステップ2で作成したサイトの設計図に従って、デザインを行うフェーズです。
一般的な意味での「デザイン」は、見た目を整える作業のイメージが強いと思いますが、
ウェブサイト制作におけるデザインとは、見た目を整えるだけではなく、
「伝わりやすさ」「使いやすさ」「信頼感」を生み出す役割も担っています。
デザインは、企業やブランドの印象を正しく伝える大切な要素です。
特に重要なポイントとして、次の4つの要素があります。
それぞれ参考例を出しながら説明していきますね。
- レイアウト(配置)
- カラーリング(色)
- フォント(文字)
- シェイプ(形)
レイアウト(配置)
ウェブサイトの主要な構成要素は「テキスト」と「画像」です。
これらの情報を適切な強弱と順序で配置し、優先度を整理することで、
誰にでもわかりやすいサイトになります。

カラーリング(色)
色は印象と感情を決める重要な要素です。
コーポレートサイトであればその企業のイメージカラーを採用するケースが多いです。
色によって、「信頼」「やさしさ」「元気」「高級」など受ける印象が変わります。
また、色の組み合わせもとても重要です。
色の組み合わせによってはとても見づらいデザインになってしまうこともあります。
適切な配色は、重要情報の強調や視認性の向上にもつながります。

フォント(文字)
どんな文字の種類を使用するかによってもウェブサイトの印象が大きく変わります。
大きくは「ゴシック(サンセリフ)体」と「明朝(セリフ)体」に分類されます。
前者は力強く、現代的な印象。後者は美しく、伝統的な印象を与えます。
サイトにどんな印象をもってもらいたいかを考えて、使用するフォントを選択します。

シェイプ(形)
写真やボタンをどんな形にするかによっても、ユーザーの受ける印象は大きく変わります。
ウェブサイト上にはテキストと画像を装飾するために、たくさんの「かたち」が登場します。
ウェブサイトのトーンに合わせて、デザイナーは適切なかたちを選択します。

第一回コラムの「ウェブサイトと印刷物の違い」でも触れたとおり、
ウェブサイトには「クリックできる場所を設定できる」という大きな特徴があります。
クリックできるところとできないところが一目ですぐにわかるようにデザインするのもとても大切です。
いかにもクリックできそうなボタンに見えるのに押せなかったり、
逆に、どうみてもクリックできなそうなのに実はボタンだったりすると、
ユーザーに正しい体験を提供できなくなってしまいます。
このように、そのウェブサイトの印象を考えて、色・フォント・かたちを正しく選択し、
サイト上の主役の要素であるテキストと画像を適切にレイアウトしていきます。
これをページごと、画面ごとに行っていくことで、ウェブサイトのデザインが完成していきます。
ひとつ前の設計フェーズの時点では、どんな姿に完成するのかまだ見えない状態ですが、
デザインフェーズ終了時点では、ウェブサイトの完成イメージが見える状態になります。
最後に、前回のコラムで作成した「設計」をベースに、
「先進的」「テクノロジー」といったテーマで制作したサンプルデザインをご覧ください。

サンプルデザインはこちらのプレビューリンクからもご覧いただけます。
いかがでしたでしょうか。
ウェブサイトのデザインについて、少しでも理解を深めるお役に立てていたら嬉しいです。
ウェブサイト制作はぜひ望月印刷におまかせください。
ご相談は無料です。お気軽にお問い合わせください。

