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書体を活かすデザイン~クリエイティブの裏側 PART3~
デザイン
2026.10.29
和菓子を選ぶお客様は、味だけでなく、パッケージやWebサイトといったブランドの「見え方」も見ています。
この記事では、望月印刷が和菓子メーカーをイメージして制作した、仮想のブランド「望月堂」のデザイン案をご紹介します。写真は、実在するお店や商品ではありません。

和菓子は、手土産や贈り物として選ばれることの多い商品です。そのため、お客様が気にしているのは、「おいしいかどうか」だけではありません。
つまりお客様は、商品と一緒に、「安心感」や「物語」も求めています。
その気持ちに応えるのが、ブランドのデザインです。
「埼玉発祥の高級和菓子ブランド」という設定で、「伝統を守りながら、現代の感性で美しく仕立てる」をコンセプトにしました。すべてのツールで同じロゴと書体を使い、どこで目にしても、「望月堂」だとわかるデザインにしています。

満月を思わせる円と、その下にすっと広がる線を組み合わせた、シンボルマークです。「望月」という名前から、月を見上げる人の姿をイメージしました。
朱色の落款風マークを添えて、老舗らしい落ち着きと、現代的なすっきりとした印象を、両立させています。

手土産を探すとき、まずはスマートフォンで、お店を調べる方も多いのではないでしょうか。
トップページには、職人の手元と和菓子の写真を並べ、黒を基調にした配色で、上質な世界観を表現しました。来店前から、「このお店にしよう」と思ってもらえる入り口です。

箱の全面にロゴのパターンを配置し、中央の帯には、ブランドのメッセージを縦書きで入れています。
贈答用の箱は、そのまま相手の手に渡るものです。ひと目で「望月堂」の品だと伝わることが、選ばれる理由になります。

白地の全面に、ロゴとブランド名を大きさを変えて並べた、手提げの紙袋です。
紙袋は、お客様が持ち歩くことで、街なかでも人の目に触れます。お店の外でも、「望月堂」を知ってもらうきっかけになります。

三つ折りのパンフレットです。表面には、ロゴとブランドのメッセージ、お店の情報を入れました。
品物と一緒に渡せば、お店の思いまで、相手に届けられます。

中面には、和菓子の写真と、名前、味わいを表すひと言を添えました。
「桃のピューレを白餡に合わせた、やさしく華やかな甘さ」のように、味を想像できる言葉があれば、渡すときの会話も広がります。

表面にはロゴを大きく入れ、裏面には、ブランドのメッセージと住所や電話番号を入れました。
カードを見返せば、お店の名前や場所を、すぐに思い出せます。「次もここで買おう」と思ったときに、迷わず戻ってこられる手がかりです。

望月印刷では、ヒアリングからコンセプトづくり、デザイン、印刷、Webサイトの公開まで、一貫して対応しています。和菓子に限らず、洋菓子やお茶など、さまざまな食品メーカーのご相談も承っています。
「どこから手をつければいいかわからない」という段階からでも、まずはお気軽に、ご相談ください。
